2016年03月04日
2月
だんだんと忙しくなってきてブログを更新できていませんでした。
2月はほぼ毎日手術が入り、避妊、去勢以外にも乳腺腫瘍や歯肉腫瘍などの腫瘍系疾患や、会陰ヘルニアや尿道裂傷、消化管内異物といった軟部外科を多く執刀させて頂きました。3月も約半分の診療日に手術が予約されています。まだ開院間もない病院ですが多くの患者さんに手術を任せていただき、獣医師としてもっと多くの動物たちの治療を任されるよう日々精進していきたいと思います。
当院の手術はなるべく体内に異物(縫合糸)を残さないよう吸収糸やシーリングシステムを使用しています。また避妊や去勢などではアニマルネッカー(術後に首に装着し術創を舐めないようにするもの)をつけなくていいように人の美容整形で行う埋没縫合を行います。埋没縫合だと皮膚表面に糸が出ないため動物たちもあまり気にしません。また舐めて糸を切る事がほとんど起こりません。すべての手術、動物に適応することはできませんが、術後動物たちがストレスなく普段の生活に戻れるように工夫をしています。
避妊、去勢は当院では6ヶ月齢以上から行っています。避妊や去勢は老齢になってから起こりやすい一部の腫瘍などを未然に防ぐことができる可能性があります。100%ではないですが可能な限り腫瘍性疾患で苦しまないよう検討してあげてください。
まだスタッフが少ないため時間がかかることがありますが、ご容赦ください。4月にはスタッフが2人増える予定ですのでスムーズに診察をさせていただけると思います。