2019年03月06日
ノミ・マダニ
3月になりマダニの寄生が多くみられます。今年は雪が少なく温暖な気候の為、例年より早くノミ・マダニが活動しています‼
当院では手術入院、トリミング、ホテルなど一時的に預かる場合でもノミ・マダニの予防は必須となります。
マダニが媒介するSFTSウイルス(重症熱性血小板減少症候群)が発生しています。SFTSウイルスはまだ発見されて間もないウイルスで2013年に国内で最初に発見されました。人での感染は391人以上感染しており、64人が亡くなっています(2018年10月)。まだ有効な治療法は無く対症療法しかありません。
以前はダニの咬傷からのみだと思われていましたが、感染した犬や猫から直接感染することがわかっています。感染経路は分かっておらず対処法はペットの予防しかありません。動物たちを守ってあげるだけでなく人への感染も防ぐ必要があります。
感染していた猫の診察を行った獣医師や動物看護師が感染し入院している事例も発生している為、今年はノミ・ダニ予防をしっかりとしていただきたいと思います。
犬:食べるタイプで1ヶ月持続するものと3ヶ月持続するもの、首に滴下し1ヶ月持続するスポットタイプがあります。
猫:首に滴下するスポットタイプのみです。1ヶ月持続するものと3ヶ月持続する物とあります。
それぞれ特徴がありますのでスタッフにお尋ねください。
院内セミナーを行いました。